【サメニュース】翼のあるサメの新種(古代サメ)が発見される
概要
翼のように大きな胸びれを持つサメが白亜紀の約9300万年前に生息していたことが明らかになりました。
この新種は2012年にメキシコで見つかり、2021年に「Aquilolamna milarcae(アクイロラマナ・ミラルカ)」と名付けられました。
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この新種の発見は、白亜紀の海洋生態系やサメの進化の解明に役立つものとして注目されています。
どんなサメ?
By Apokryltaros - Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=101798609
頭から尾までの長さが1.66メートルであるのに対し、1.9メートルもの長い胸びれを持ち、頭が短く、口が大きく、サメというよりはマンタ(オニイトマキエイ)やイトマキエイと似ているとのことです。
その一方で、ジンベイザメやイタチザメのような非相称の尾びれも持ち、サメとエイ両方の特徴を備えた外観となっています。
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歯は見つかっていませんが、幅広の大きな口には小さな歯があったものと考えられ、ジンベイザメやマンタのように、プランクトンを食べていたと推定されています。
平べったい形のサメとしては、カスザメの仲間が存在します。
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分類
目 | Lamniformes(ネズミザメ目)*暫定 |
---|---|
科 | †Aquilolamnidae |
属 | †Aquilolamna |
学名 | Aquilolamna milarcae (Vullo et al., 2021) |
和名 | ワシザメ(直訳) |
英名 | eagle shark |
「†」は現生でないことを表しています。
同じネズミザメ目(暫定)としては、ホホジロザメやアオザメ、プランクトン食であるウバザメやメガマウスザメが存在しています。
Aquilolamnidae科にはAquilolamnaの一属、
Aquilolamna属にはAquilolamna milarcaeの一種のみが属しています。
(2021年4月現在)
もっと知る
終わりに
新種の古代のサメ、Aquilolamna milarcaeが見つかったというニュースでした。
今後、サメの進化についてもっといろいろわかる日が来るかもしれません。
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