サメニュース

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オロシザメが捕獲・展示されました

概要

静岡県沼津市の水族館「あわしまマリンパーク」で、生きたままの捕獲例が極めてまれな深海魚「オロシザメ」が捕獲・展示されました。(残念ながら2021年3月20日現在は死亡しています)

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オロシザメ(画像:あわしまマリンパーク)

静岡市駿河区駿河湾水深約250メートルで11日、底引き漁中の網にかかり、マリンパークに運び込まれたそうです。
体長は約50センチ、雄とのことです。
www.yomiuri.co.jp


あわしまマリンパークのWebサイトはこちら
日本最大級のカエル館 富士山の見える水族館|あわしまマリンパーク

オロシザメとは?

オロシザメ科に属するサメの一種で、生態はほとんど分かっていません。
何を食べているかもわかっていないそうです。
(ほかの種のサメの卵を食べるのでは?と言われています。)
samepedia.jp


学名「O. japonicus」、英名「Japanese Roughshark」という名前が示すとおり、日本の限られた範囲(駿河湾遠州灘)と台湾でしか確認されていません。
そもそも発見数自体が数えられるほどの少なさとなっています。

過去に国内の水族館で飼育例がありますが、いずれも長くは飼育できていません。

オロシザメの仲間

オロシザメ科(Oxynotidae) オロシザメ属(Oxynotus)には、5種のサメが確認されています。

学名 英名 和名
O. bruniensis Prickly dogfish ミナミオロシザメ
O. caribbaeus Caribbean roughshark
O. centrina Angular roughshark
O. japonicus Japanese roughshark オロシザメ
O. paradoxus Sailfin roughshark

このうち、北半球で確認されているのは、オロシザメ一種のみです。